最近の「超個人的」スニーカー事情について考えてみる
2026/03/13
先日、スタッフからリカバリーサンダルをいただいたことをきっかけに、
あらためて「足と履きもの」について考える機会がありました。
ファッションの世界では、
一時期のスニーカーブームは少し峠を越え、
最近はレザーシューズが「おしゃれ」とされる流れも感じます。
ただ、正直なところ——
足は、やはりスニーカーの方が楽です。
私自身、通勤時に履く靴は圧倒的にスニーカーが多くなりました。
かつてはNIKE一辺倒でしたが、最近は
SALOMON XT-6 や On Cloudmonster などを履き比べています。
いろいろ調べている中で知ったのが、
「ナチュラルスニーカー」というジャンルでした。
ALTRAやVIVOBAREFOOTが有名なようです。
実際に見てみたいと思い、VIVOBAREFOOT の店舗を訪れました。
特徴は、いわゆる「ゼロドロップ」。
かかとと爪先の高さが同じで、素足に近い歩き方を促す構造です。
つま先も広く作られており、足趾をしっかり広げ、
大地を掴むように歩く、というコンセプトのスニーカー。
ソールは薄く、地面の感覚がかなり細かく伝わってきます。
良くも悪くも、誤魔化しがきかない靴です。
↑右がVIVOBAREFOOTです。
店員さんも足の構造や歩行にとても詳しく、話が盛り上がったのですが、
途中で整形外科医であることが、あっさりバレました。
診察室では1年ほど履いていますが、
やはり屋内だけでなく、屋外でも履いてみないと、
この靴の良さを十分に味わえていない気がしています。
一緒に購入した子どもは、毎日学校に履いていき、
文字どおり、ぼろぼろになるまで履きました。
サイズアウトを機に新調しましたが、
「同じメーカーがいい」と言うほど、気に入っているようです。
履き始めの頃は、
「早く歩けない」「走るのが遅い」「ふくらはぎが疲れる」
などと言っていましたが、今は特に不満もない様子。
むしろ一般的なスニーカーを履くと、
「足首がグラグラする」と、不安そうにしています。
アウトドア用途も想定されているため、
作りは頑丈で、持ちも良い印象です。
↑購入後2日程度で、ここまで汚してきた、、、
成長期なので、サイズがすぐ合わなくなってしまうかもしれませんが、
できるだけ長く愛用してほしいなと思っています。
私自身も、屋外用のナチュラルスニーカーを買おうか、現在思案中です。
一方で、SALOMON はまったく別の履き心地です。
かかとのホールド感は、まさにSALOMON。
スキー靴や登山靴を思わせる硬さがありますが、
痛さはなく、「しっかり守られている」という安心感があります。
GORE-TEX仕様で汚れにも強く、手入れが楽なのも助かります。
On は、クッション性が非常に高い。
かかとをついた瞬間に、ふわっと沈む感覚があります。
足に痛みのある方が履くと、
「楽だ」と感じるのも納得です。人気の理由がよくわかります。
そのほか、HOKAや、長らく支持されているニューバランスなど、
これからもいろいろ試してみたいと思っています。
私たちは、日々、足に痛みのある方を診察しており、
靴についての質問を受けることも少なくありません。
外反母趾、扁平足、強剛母趾など、痛みが強い時期には、
「今、履き慣れているスニーカーにインソールを入れて治療する」
というのが、まずは現実的で安全な選択だと思います。
そして痛みが落ち着いてきた段階で、
ナチュラルスニーカーを取り入れ、
足裏や下肢の筋肉を使い、感覚を研ぎ澄ませていく。
そんなステップも、一つの考え方かもしれません。
靴に「正解」はありません。
その時の足の状態や生活スタイルに合わせて、
選び、使い分けることが大切なのだと思います。





